インフラやアプリを熟知するチームとシームレスに連携し
改善ループを素早く回しながら質の高い運用を維持
SBIいきいき少額短期保険株式会社様 導入事例
SBIいきいき少額短期保険株式会社様 導入事例

SBIいきいき少額短期保険株式会社 ITマネジメント部長 巴 浩一 氏

SBIいきいき少額短期保険株式会社様
所在地:東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー16階
設立:2007年7月3日
従業員数 :94名(2025年9月現在)
事業内容:少額短期保険業
SBIいきいき少額短期保険株式会社は、イントラネットサーバやWebサーバのクラウドマイグレーションを、株式会社エヌアイデイに発注。プロジェクトへの貢献を高く評価するとともに、社内リソースを十分に確保できないなかで、システムライフサイクル全体を一気通貫で幅広くサポートできるパートナーの重要性を実感。移行後のWebサーバの運用監視をエヌアイデイが提供する「Mesoblue MSP」に託しました。現在は24時間365日の強固な運用監視体制のもとで、コア業務に集中しつつ、安定運用に向けた改善ループを継続的に回せるようになっています。
創業以来、「手ごろな保険料で、必要な保障を」というお客様の声にお応えし、シニア世代のお客様を中心に、安心とやすらぎにつながる保険商品を提供してきたSBIいきいき少額短期保険株式会社。同社は、SBIグループの事業戦略の根幹をなす「顧客中心主義」「シナジーの追求」「テクノロジーの徹底的な活用」を通じて、より魅力的な商品を合理的な価格で提供し、保険を通じてお客様一人ひとりのより良い人生を応援しています。
2024年には、「お客様の日常に寄り添った商品・サービスの提供」をめざして「シニア世代応援プロジェクト」を発足。
ご家族が契約内容の照会をおこなえる業界初の「家族情報登録サービス」の開始をはじめ、お客様からご要望の多かった介護保険の販売開始、大事なお知らせをしっかり受け取っていただくための契約者向け情報冊子「いきいき世代通信」の大幅なリニューアル、各種変更手続きがより簡単におこなえる同社LINE公式アカウントのリニューアル、シニアのお客様に対するコミュニケーション力向上のための「対話型AIオペレーター」の導入など、さまざまな取り組みを展開しています。

事業の柔軟性および俊敏性を高めるべく、SBIグループ全体でクラウド化が加速するなか、同社も2021年にイントラネットサーバのクラウドマイグレーションに着手。プロジェクトの始動にあたり、ビジネスマッチングサービスを通じてエヌアイデイに出会ったという巴(ともえ)氏は、ベンダー選定の理由をこう振り返ります。
「なにより信頼性の高い安定した経営基盤をお持ちで、インフラ構築からアプリ開発保守まで、体制が充実していることが一番のポイントになりました。当社側の人的リソースが圧倒的に足りていないこともあり、すべてをお任せできるところに依頼したいというのが本音でした」
このマイグレーション案件と同じタイミングで、資料請求サイトに実装されているWebアプリの保守改修案件が発生。さらにその半年後には、アクセス集中によるサーバダウンのリスクや、サーバパッケージの老朽化に起因するセキュリティリスクなどの懸念から、同アプリもまたクラウドに移行する運びとなり、そのすべてをエヌアイデイが請け負うことになりました。
「イントラサーバのクラウド化は比較的スムーズに完了しましたが、Webサーバの移行においては、SBIグループとして初めてのコンテナ化に取り組んだため、一つひとつが手探りで想定以上に工数が膨らんでしまいました。一時はROI(投資収益率)がマイナスになることも覚悟しましたが、エヌアイデイがコストを最小限に抑えてシステムリリースを実現するべく奔走してくれました」と巴氏は振り返ります。
こうして2022年3月に移行作業が完了。当然ながら、リリースしたその瞬間からなにが起こるかわかりません。そこで同社は、移行後のWebサーバの運用監視にあたり、クラウドマイグレーションのプロジェクトを通じて、もはや“なくてはならないパートナー”となったエヌアイデイの運用監視サービスMesoblue MSPの採用を決定しました。

リソースの問題から社内に監視体制を抱えることは現実的ではなく、24時間365日の監視体制があることを大前提に複数の外部ベンダーを検討したものの、「そもそも他人が開発したものを監視するのは、簡単なことではないですよね」と巴氏。すでに同社のIT環境を熟知しているエヌアイデイなら、一から説明する必要がなく、短期間で運用監視体制を確立できること、アプリケーションチームやインフラチームからシームレスに監視チームに連携が図れることが大きな決め手となりました。
2022年4月にはMesoblue MSPの利用を開始した同社。エヌアイデイが、外形監視、メトリクス監視、ログ監視に24時間365日体制で対応するなか、移行後のWebサーバは特にトラブルもなく安定稼働を継続しています。エラー発生時は従来のメールでの通知に加えて、社内のコミュニケーション基盤であるMicrosoft Teamsにリアルタイムに通知されるようになったことで、頻度の高いエラーや問題にも気付きやすくなり、改善ループを継続的に回せる環境が整いつつあります。
「気付けばエヌアイデイとは、2021年2月の初回打ち合わせから丸4年以上のお付き合いになります。その間、エヌアイデイ側の体制変更がありつつも、変わることなく質の高いサービスを提供し続けていただいており、大変感謝しています。Mesoblue MSPそのものに関する問題点はまったくありませんし、運用上の新たな課題が発生した場合でも柔軟に対応していただけているのは、やはり、エヌアイデイ側にインフラチーム、アプリチーム、監視チームの3つが揃っていることが大きく貢献していると感じています」(巴氏)

次のステップとして、イントラサーバ群の最新OSへの移行に加え、新たな脆弱性や日々高度化しているサイバー攻撃への対応といったセキュリティ課題への取り組みにおいても、エヌアイデイの貢献が期待されています。社内リソースが十分に確保できないからこそ、システムライフサイクル全体を一気通貫で幅広くサポートできるパートナーの存在は重要です。同社における実績が評価につながり、SBIインシュアランスグループの少額短期保険セグメントの会社では別プロジェクトも動き出しています。
「基本的にノーと言わず、こちらの意図を汲み取りながら、確実に実現へと導いてくれるエヌアイデイとは、今後も末永くパートナーシップを継続していきたいですね」と巴氏。
エヌアイデイはお客様のニーズに迅速かつ柔軟に対応してきたパートナーとして、これからもSBIいきいき少額短期保険の未来を見据え、あるべき姿を一緒に描いていこうとしています。
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