独自の要件に則った柔軟で実効性の高い運用監視を実現し
24時間365日、止まることが許されない航空インフラを支える

ANAシステムズ株式会社様 導入事例

ANAシステムズ株式会社 貨物・整備システム部 副部長 兼 貨物チーム リーダー 渡邊 義弘 氏(左)、ANAシステムズ株式会社 品質技術部 プロセス統括チーム 山田 宗広 氏(右)

ANAシステムズ株式会社 貨物・整備システム部 副部長 兼 貨物チーム リーダー
 渡邊 義弘 氏(左)

ANAシステムズ株式会社 品質技術部 プロセス統括チーム
 山田 宗広 氏(右)
(※導入当時は「貨物・整備システム部 貨物チーム」にご在籍)

ANAシステムズ株式会社 会社ロゴ

ANAシステムズ株式会社様

所在地:東京都大田区羽田空港1-1-4 羽田イノベーションシティ

設立:2013年4月

従業員数 :1027名(2026年4月時点)

事業内容:情報処理システム・通信システム利用に関する設計及び開発 他

URL:https://www.anasystems.co.jp/

ANAシステムズ株式会社は、ANAグループのIT戦略と、情報システムの開発・運用を担っています。今回、貨物専用機(フレイター)向けシステムのゲートウェイ構築にあたり、エヌアイデイをパートナーに選定しました。同社は長年、ANAグループ全体の障害一次対応を担ってきた実績があります。ゲートウェイの設計、構築から、運用監視に至るまで一気通貫で対応できる技術力と体制に加え、画一的なサービスの提供にとどまらず、ANAグループ独自のルールやプロセスに則った柔軟で実効性の高い提案が決め手となりました。完成したゲートウェイの運用監視にはエヌアイデイのMesoblue MSP2022年から導入し、同社との信頼関係に基づく強力な連携のもと、安定稼働を続けています。

導入前の課題

  • AWS導入拡大にともなう、ANAグループ標準に準拠した新たな監視スキームの確立
  • 24時間365日の安定稼働を堅持しつつ、社内リソースを最適化する運用体制の構築
  • 既存の高度なネットワーク構成に最適化させた、実効性の高い運用監視の整備

導入後の効果

専門性の高い運用監視業務をアウトソースすることで、ゼロからの体制構築にかかる多大な工数とコストを削減

新たに構築したゲートウェイに関して24時間365日の安定稼働を実現

早期解決を目指した柔軟な対応により、単なるアラート通知にとどまらない質の高いインシデント対応を維持

ソリューションのポイント

長年ANAグループ全体の障害一次対応窓口を担ってきた実績と経験をもとに、現状の運用実態に即した実効性の高い運用監視のあり方を提案

ANAグループの高いセキュリティ要件に対応できる技術力に加え、すでにANAグループのドキュメント基準やセキュリティルール、インフラを熟知していたことにより、プロジェクトを円滑に推進

工数とコストを最小限に抑えつつ24時間365日の運用監視体制を構築

高度な運用品質の追求とコア業務へのリソース集中

世界をリードするANAのエアラインビジネスを、ITで支えるANAシステムズ株式会社。航空を中心としたさまざまな事業分野にIT技術やデジタルを活用し、お客様の安心、安全のみならず、サービスの品質向上に努めています。ANAシステムズが目指すのは、人とデジタルの力で、幸せで豊かな未来をつくること。お客様のニーズがますます多様化し、複雑な社会課題が増える中で、同社の役割はより重要性を増しつつあります。

ANAシステムズ株式会社 山田氏

現場で日々運用・保守を担っているのは、航空機の安全な運航や定時運航に直結する、きわめてミッションクリティカルなシステムです。空の安全を支える安定したシステムサービスの提供は、同社にとって最大のミッションといえます。当然ながら、システム構築におけるパートナー選定は極めて重要な経営判断となります。2019年、ホストシステムとのフライトデータのやりとりを中継するフレイター搭載シミュレーションシステムのゲートウェイ構築案件が発足。このプロジェクトにおいて、エヌアイデイをパートナーに選定した背景を山田氏は次のように語ります。

「エヌアイデイには長年にわたり障害一次対応を含む、フロントラインを担っていただいており、当社にとってのシステムの重要性はもちろんのこと、業界特有のプロセス、ITインフラ、さらには当社のドキュメント標準やセキュリティルール、保守・運用のあり方まで、深く精通しています。また、担当者一人ひとりの卓越した技術力と誠実な対応は、以前から高く評価していました

運用監視を含む「伴走型」の提案が決め手に

一方で、同社がゲートウェイ構築プロジェクトを本格化させた頃、ANAグループ全体でクラウドへのシフトを加速させるべく、システム基盤へのアマゾン ウェブ サービス(以下、AWS)導入を拡大しつつありました。そこで着目したのは、エヌアイデイから提案を受けたサーバ運用監視サービス「Mesoblue MSP」でした。長年ANAグループのシステム運用を安定的にサポートしてきた実績に対する信頼も厚く、豊富なノウハウを活用できることへの期待もあり、ゲートウェイの構築から運用監視までを、エヌアイデイから一気通貫でサポートを受ける体制を構築することとしました。

評価のポイントは大きく2点ありました。一つ目は、ANAグループ独自の運用フローへの対応です。「画一的なサービスを選択していたら、こうはいかなかったでしょうね」と山田氏が語るように、標準化された「Mesoblue MSP」をベースとしつつ、ANAグループの運用フローに合わせた柔軟な連携体制を構築できました。二つ目は、実効性の高い運用監視です。エヌアイデイが持つAWSの知見と、長年の一次対応で培った現場理解を組み合わせることで、単なるツール導入にとどまらない体制を実現できました。

つまり、ANAグループの厳しいセキュリティ基準および品質基準を具現化できるパートナーとして、単なる「標準化されたMSPサービス」や「監視ツール」の導入にとどまらず、現状の運用実態に即した効果的な運用監視環境を柔軟に実現できる点が評価されたのです。

ANAシステムズ株式会社 山田氏

技術サポートにより対応スピードと正確性が向上

2022年1月のゲートウェイ構築完了と同時に、Mesoblue MSPの稼働を開始しました。導入以来、ゲートウェイは安定稼働を継続しています。エヌアイデイのノウハウを活用することで、運用監視の設計に始まり、既存の障害一次対応窓口への引継ぎ調整をおこなうといった仕組みづくりを円滑に進めることができました。リソースを最適化しながらAWSの監視体制を迅速に確立したことは、ANAシステムズにとって非常に大きなメリットだといえます。これにより、多大な工数とコストの削減を実現できました。

また、導入後にあらためて評価している点について、「Mesoblue MSPのサービス標準の枠に捉われることなく、当社の個別の状況に即して最善の解決策を見出してくれる、エヌアイデイの真摯な姿勢を信頼しています」と山田氏。リーダーである渡邊氏も、「長年のパートナーシップを通じて密に連携してきたので、当社のシステム基盤やネットワークを熟知されています。発生したインシデントに対し、単なるアラート通知にとどまらず、より良い解決に向けて能動的な対応をしてくださるので、質の高いインシデント対応を維持できています。ここまで柔軟で具体的な対応を実現できているのは、専門性の高いノウハウを持つエヌアイデイに委託したからこそです。これまで積み重ねてきたなかで培われたものの大きさを感じる場面が多く、当社にとってエヌアイデイは確かな技術力でともに未来を創る、不可欠なパートナーです」と補足します。

実務に即したアドバイスや柔軟な提案に期待

ANAシステムズ株式会社 渡邊氏

当面は、今回構築した運用監視の仕組みを活用し、システムの安定稼働を実現させることを最優先に考えているというANAシステムズ。同社は、今後の成長の柱を「豊富な経験と知見を生かした最適なソリューションの提案」と「イノベーションの創出」に据えており、「エヌアイデイには、当社のインフラの安定的運用を守る重要なパートナーとして現状の品質を維持することに注力しつつも、進化し続ける技術やツールを組み合わせて新しい価値を創出するなど、当社が次のフェーズに進むための提案にも期待しています」と渡邊氏は語ります。

エヌアイデイは、引き続き「運用の根幹を担う実績」と「ANAグループ標準への深い理解」を強みに、ANAシステムズに寄り添い、持続的成長に貢献する事業基盤の安定性と品質の向上に尽力していきます。

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